2012年3月5日月曜日
橋下徹大阪市長のツイート 3月3日
2012年03月03日(土)
なぜ国会で物事が決まらないのか、物事が進まないのか。新聞中心にもっと議論をせよ!合意点を見い出せ!と批判する。統治機構に問題があるというのが僕の持論。そもそも日本の政治は決定できる仕組みになっていない。だから決定できる仕組みに変えるべきだと。
posted at 00:50:07
それとは別に、日本には決定できる民主主義が根付いてない。政治は国民の鏡。民主主義の要は議論だが、議論の流儀について、僕らは教育を受けない。現実の政治における議論は、新聞の論説やテレビコメンテーター、学者と違い、あくまでも手段である。メディア・学者は、議論することが目的。
posted at 00:52:09
結着が付かなくても延々議論した方が良いと言うのがメディアや学者、自称インテリ。しかし、政治において、いや日常生活において、もっと言えば民主主義の議論とは、物事を決めるための手段である。この民主主義の議論の流儀は、お互いに自分の具体案を提示すること。これが全て。
posted at 00:53:44
日本の議論は、誰かが意見を言うと、それに反対するのみ。ひたすら反対。延々に反対。反対する側は、反対するだけで許されるのが日本の議論。しかし本当の議論では反対する側は、自らの対案を出さなければならない。そしてお互いの具体案について、それぞれ批判し、自説の優位性を主張する。
posted at 00:57:26
そして最後はどちらの案がよりベターなのかで決着を付ける。物事に絶対的な正当性などない。何かしら弱点や問題点はある。その弱点や問題点を延々追及するのが日本の議論。そして結局、何も決まらない。お互いに案を出して、それぞれを検討する。そして最後はどちらかを選ばないといけないようにする。
posted at 00:59:37
日本の議論は、ある主張とそれに対する反対論のみ。最後にどちらかを選ぶというものではない。反対する側は反対するだけ。ではあなたの具体案は?と問うと何も答えられない。僕が言論で批判するのは、日本の民主主義をダメにしている、そして自分では全くそれに気付いていないこういう自称インテリです
posted at 01:02:22
この日も、深夜に6回のツイートを発信しています。その中で橋下氏は「そもそも、日本の政治は決定できる仕組みになっていない。だから決定できる仕組みに変えるべきだ。」と言っているようです。
しかし、現状を変えにくい仕組みになっていることは確かだと思いますが、物事を決められないと言うのは事実に反すると思います。変えないことも一つの選択だと思うからです。憲法改正にしても、再軍備にしても、核兵器の保有にしても橋下氏が必要だと考えるのであればそれを掲げて国政に打って出ればいいのです。そこを明言せずに、制度論を強調して変えることに対するハードルを下げようと言う魂胆をもってのことと言われたら、「それは邪推だ」と言うのだろうか。
橋下氏の主張は「現状を簡単に変えることが出来る仕組みに日本の国を変えるべきだ。」と言うべきではないか。選挙で勝ったら、何でも決められる仕組みにしようということではないのか。選挙で多数を取ったら、また、政治体制を変えにくい仕組みにかえることも出来てしまうとすれば恐ろしいことだ。議論も、説得もせずになんでも決められるのだから。そんなに簡単に重要事項が決まってしまっていいのだろうかというのが普通の国民の気持ちなのでは無いだろうか。
次に、「対案を持たずに反対するだけ」とマスコミや評論家を攻撃している。(「自称インテリ」などと言わない方がよろしい。)でも、橋下さんの主張も賛成する人も居るが、反対論が共感を呼ぶだけの理由もあるのと考えるべきだ。あなたが言う「日本の民主主義をダメにしている・・自称インテリ」がどんなに反対してもその人たちは政治には参加していないのだから無視すれば良い。だから、その人たちがどんなに反対しても多くの国民に支持されるような提案であれば、政治の場では、反対勢力を説得できるはずではないか。それが、民主主義なのではないだろうか。
橋下氏は、変えなければ仕事をしていないと考えているようだが、変えないことにもエネルギーが必要なのですよ。黙っていても時は流れ、人は変わり、人の世は無常なのだ。
橋下氏は、いつも自分を特別の立場において物事を思考する。橋下氏は、いつも自分は正しい、しかも判断を誤ることは無い。変えることは正しく、現状にとどまることは悪であると考える。反対するものは、議論して納得させようとせず全面的に対決し否定する。このような手法はやはり好きにはなれない。
2012年3月1日木曜日
温かいが半端な天気 確定申告を終える
予報ほどの晴れ間は出なかった。気温はそこそこ上がったが春が来たという陽気ではない。面倒なので後回しにしていた確定申告を済ませようと、9時ごろからPCに向かい、1時間ほどで完了した。午後から出しに行ったところ受付窓口が縮小されていた。制度変更があり提出しなければならない対象者が少なくなっているのだろうか。奥のほうの作成コーナーは、PCの前に大勢が並んでいてちょっと大変そうでした。
橋下市長と厚生労働省のツイートへのRTです。
橋下市長と厚生労働省のツイートへのRTです。
Twilog ホーム » @takechyan68 » 2012年03月01日
2012年03月01日(木) 3 tweets | ソース取得: |
@t_ishin 一部教員は、堂々と政治の領域に入ってくる。::生身の人間がやる教育に個人の人生観や価値観が入るのは当然しかし教員員は複数。一部の教員が偏った価値観を持っていてもそれに盲従するほど子どもはおろかではない。権力による価値観の強制の方が危険だ。韓国の反日感情を見よ。
posted at 06:12:08
@MHLWitter ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事):どうしてこんなカタカナ言葉を使わなければならないのだろう。国語力の衰退は論理的な思考力の退化をもたらす。逆に、現今の学力観は創造力の衰退をもたらすだろう。どちらも、国力の衰退に向かっている。
posted at 17:09:29
@MHLWitter ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事):母国語で表現し、定義づけをしなければ自分たちのものにはならないだろう。英米の人と描く概念が100%一致することは無い。これに相当する日本語を創出することをせず安易にカタカナで表現するのは手抜きだ。
posted at 17:16:05
2012年2月29日水曜日
今日もツイートの記録で
今日も忙しく、手抜きです。
橋下大阪市長のツイートに対するRTです。
江戸川区が「施設全面禁煙」の実施を「当分の間」延期するという。諸般の事情とは?「当分の間」
は無期限かな?
橋下大阪市長のツイートに対するRTです。
江戸川区が「施設全面禁煙」の実施を「当分の間」延期するという。諸般の事情とは?「当分の間」
は無期限かな?
2012年02月29日(水) 5 tweets | ソース取得: |
@t_ishin 橋下氏のような首長が好き勝手に教育の基本を定めたのではこの国はどこへ行ってしまうのでしょうか。大阪市の市長にはもっとやらなければならないことがあるのではないでしょうか。逆に大阪市の市長がなぜそこまで教育に関与したがるのか理解できない。
posted at 09:32:39
江戸川区 区施設全面禁煙の延期 平成22年10月に策定した「受動喫煙防止対策のための江戸川区基本指針」で定めた区施設の全面禁煙について、この程諸般の事情を考慮し、当面の間実施を延期することに決定しました。(理由は諸般の事情、無期限??)http://t.co/9DcnHZYf
posted at 09:41:22
@t_ishinh 橋下氏は「政治は悪だと捉えている節がある」と嘆く。その口で「教育現場(組合)」と言っている。教育現場は「組合」ではない。これも、社会に誤った認識を与える。このような発言は謹んで欲しいものだ。
posted at 15:52:13
2012年2月28日火曜日
今日の気になること
更新できないのでこれで失礼
橋下大阪市長のツイートはいつもご都合主義の論理で狂っているとしか考えられない。
厚生労働省は、高齢社会に対応するため「介護と医療を24時間切れ目の無くサービスを提供するため」「地域包括支援ネットワーク」の構築を目指すとしている。その根拠として「入所、入院している人、家族の70%が自宅で介護や医療を受けたいと望んでいる。」と言っている。(それは誰でも自宅に帰りたいよね。どんな聞き方をしたんだろう。
橋下大阪市長は
小中学校の留年制にも触れている。小学生の内から損得勘定で動く子が居たら気持ちが悪い。
、大阪の市バスが赤字だと言って運転手の給料をカットすると言う。こんなに矛盾した話は無いだろう。公営バスが黒字だったら問題だろう。賃金は労働に見合った額が支払われなければならない。儲けがあるいか無いかの責任は経営者が取らなければ筋が通らない。
言っていることがめちゃくちゃだね。
2012年02月28日(火) 5 tweets | ソース取得: |
@t_ishin もう、過度に踏み込んでいるんじゃあないかな。踏み込まなくても、悪影響を及ぼす存在というのもある。橋下氏の言動は「維新の会」の経験の浅い党員の浅はかな言動を誘発した。こどもも大人の後姿で育つ。政治家も、罵倒して打ち勝つのではなく説明を尽くして納得させることが大事
posted at 10:10:18
@t_ishin 小中学校の留年制を十分考えずに口走る姿勢が信頼できない。政治家は全て「悪」とは思わないが、全て「善」とも思わない。橋下氏が主張するように、「ばかな官僚」「現実を知らない学者」「対案を出さない評論家」と一くくりに退ける論法で言えば「悪い政治家」と言うことになる。
posted at 10:22:18
橋下大阪市長が市バス運転手の給与約4割削減強行へ! 労組の反発は必至#ldnews http://t.co/gzTBNTgX公営交通の役割は何なのでしょうか。儲けるなら民営で良い。大阪市が黒字を出してどうするんだ。賃金は労働に見合った額が妥当なのではないか。
posted at 10:30:26
橋下大阪市長が市バス運転手の給与約4割削減強行へ! 労組の反発は必至#ldnews http://t.co/gzTBNTgX民間企業の労働者が低賃金で苦しんでいる不満を市バスの運転手に向けさせる悪質な手法だ。民間の労働者の賃金を引き上げる努力をするのが政治家の正義ではないのか。
posted at 10:32:42
@MHLWitter 70%意味が違うのだ。希望するのは当たり前、それを受け入れる条件が自宅に無いので入院、入所している。これを錦の御旗の如く振りかざすのは少し現実を知らな過ぎる。知っていてこのような言い方をするのなら尚たちが悪い。
posted at 17:21:56
2012年2月26日日曜日
あの人の昨日のツイートです(忙しいのでちょっとだけ)
2012年02月25日(土) 9 tweets
ソース取得:
政治は学者や論説委員の議論と違う。決定しなければならない。実行しなければならない。自民党が憲法改正案を出すらしいが、本当にこのようなやり方で憲法問題が結着すると考えているのであろうか?憲法改正案を選挙の公約に掲げて、仮に自民党が勝ったとしても、選挙が全てでないと言われる。
posted at 09:35:36
自民党に投票したけど、憲法問題は違うと必ず言われる。政策等であれば、選挙結果に従って欲しいと言えるだろうが、憲法の本質的価値に触れるところまでそれを言えるだろうか?首相公選、参議院の廃止は、分かりやすいので選挙になじむ。しかし憲法9条はどうだろう?これは選挙になじまないと思う。
posted at 09:38:11
政治には自分の価値観を前面に出すことと、国民の価値を束ねることの2つの側面があると思う。これは領域、状況によって使い分けるものであり、その使い分けもまた政治と言える。自称インテリは後者ばかりを言う。それでは現実の課題は解決しない。議論ばかり。
posted at 09:40:40
この人の議論は、「憲法を変えるにはどうしたら良いか」の観点で組み立てられている。政治家は決定しなければならないとも言う。でも、変えられないのも、知恵を出し合った末の「決定」だったのではないか。この人のように、今までの政治全否定して、評論家、知識人、公務員をバカ呼ばわりして果たして自治体が、国が治まるのだろうか。
先の、維新の会の議員の不良行為についても、「全国の地方議会、国会議員も似たり寄ったりです。」と自ら言っているではないですか。そのように十分承知しているにもかかわらず自身が党首を勤める「維新の会」の議員の不良行為をあらかじめ予測できなかったのでしょうか?予測して、あらかじめ十分注意するなり、そのようあんことがあれば除名するくらいのことは言えなかったのでしょうか。「一回は許してください。」ってずいぶん自分には甘いんですね。橋下氏は、もし官僚が馬鹿なことをやろうとしても僕が許さないと言うようなことを言っていましたよね。これは「僕」が絶対に間違いを犯さない前提でしかいえないことでしょう。「僕」だって神様じゃあないんだからそんな先見性があると何を根拠に思い込んでいるんでしょうか。こんな人がたとい、他の地のことであっても、人の上に立っていると言うことに空恐ろしさを感じます。
2012年2月24日金曜日
【一体改革:地域包括ケアシステムって?】
以下 私のツイートから
RT @MHLWitter: 【一体改革:地域包括ケアシステムって?】介護される場合、する場合、どちらも自宅で生活を続けたい人が70%を超えています。その声に応える為に生まれたのが地域包括ケアシステム。住まい・医療・介護・予防・生活支援を自宅の周りで一体的に受けられる、これからの日本の介護です。 #一体改革
posted at 19:20:13
>誰だって、自宅に帰りたいですよ。だけど、帰っても治療も介護もどうすることも出来ないから入所、入院を選択するんです。希望しているから在宅でと言うのは詭弁ですよ。
@MHLWitter 一応リツイート 【一体改革:地域包括ケアシステムって?】 でもこれは表向き、こんな奇麗事言っていてはだめですよ。高齢者の増加を受け入れる、病院、介護施設がこれ以上作れる経済状態ではない。なので在宅で終末期を迎えさせるシステムを構築しなければならない。
posted at 19:23:32
@MHLWitter【一体改革:地域包括ケアシステムって?】 医師の数も、介護職員の数もそんなに増やすことは出来ない。在宅のままで入院、入所と同じような治療、介護を続けることができるように24時間巡回することで対応するしかない。足らざる部分は地域でと言うことですよね。
posted at 19:28:04
@MHLWitter 【一体改革:地域包括ケアシステムって?】自助、互助、共助、公助として原則自己努力を求めるのが趣旨です。家族介護を中心にすえるのは道理では有りますが、老老世帯や日中独居の家庭が極めて多い現状を考えるとかなりの厳しい状況が予想されるのです。
posted at 19:36:17
結局、良い悪いの問題ではなく、どうしようもない状態になることを覚悟して、高齢者は①自分が病気や介護の状態にならないように健康管理に気をつける。②高齢者同士協力して助け合う体制を作る。③地域の住人同士のつながりを取り戻す。など、自らの身の処し方を考えなければいけないということでしょう。
橋下市長が謝罪…「維新議員、程度悪い」職員直訴
橋下市長が謝罪…「維新議員、程度悪い」職員直訴 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/tvmwftkz氏が神のように正しい主張をしても、ツイッターなどの露骨で品格に欠ける表現や手法は、氏を信仰する人に影響を与える。橋下氏は心すべきだ。
posted at 18:09:57
橋下市長が謝罪…「維新議員、程度悪い」職員直訴 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/tvmwftkz人は、言葉から学ぶのではなく、行動から多くを学ぶ。タレント業、政治屋、責任の重さが分かっているのだろうか。子どもも真似をするだろう。
posted at 18:12:51
橋下市長が謝罪…「維新議員、程度悪い」職員直訴 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/tvmwftkzこれは議員と呼ばれる人たちの共通の行動です。与党になると態度が大きくなる。落選するとただの失業者です。当選したときだけの栄耀栄華です。
posted at 18:14:33
橋下市長が謝罪…「維新議員、程度悪い」職員直訴 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/tvmwftkz橋下氏は現実を知らないと学者や評論家をバカにするが、大将が威張り散らせば家来はそれ以上に傍若無人にふるまう。そんなことも知らないのか。
posted at 18:19:12
橋下氏の品位の無い物言い、以前から指摘してきたとおりです。おごれるものの象徴ですよ。自分が賢いと自分で主張した時点で人の上に立つ資格なしです。
大阪のことですが(橋下大阪市長の今日のツイートから)
橋下大阪市長の今日のツイートから
職員へのアンケートやメール調査、これについては色々な意見があるでしょう。僕は法律の範囲内だと認識しているが批判があることも承知している。なぜこのようなことをしなければならないのか。それは大阪市民が一番良く分かっている。posted at 06:50:47
いっぱいいますよ。現実の厳しさを知って、具体的な提案を持っている人。僕に賛成か反対かは関係ありません。しかし具体案、対案を持っている反対論者は皆無ですね。RT @hihyonin: @t_ishin 市長は評論家に対して批判をしていますが、逆にこの人は信頼できるという評論家はいらposted at 06:53:27
これまでの大阪市役所の行状を見れば、一度実態解明をしてくれ!という市民の思いが強い。また職員の中にも、実態解明をして、問題があるのかないのかはっきり示して欲しいという声ももの凄くある。結局、実態解明をとことんしないと、市民の市役所に対する疑念が晴れない。これが最悪だ。posted at 06:55:03
大阪市役所の過去の行状からすれば市民から疑念を持たれても仕方がない。これを否定するのは市民感覚からかけ離れている組合員・職員だけだろう。ならば疑念を晴らして、市民からの信頼を取り戻す。まずはそこからスタート。組合は、職員が市長の顔ばかり見るようになった!と叫んでいる。posted at 06:57:34
それで良いんだ。職員が市長の顔を見ながら仕事するのは当り前じゃないか。市長の顔を見なければどこを見る。組合は市民のために仕事をするんで市長のために仕事をするんではないと叫んでいる。バカか。組合が言うところの市民って誰だ?それは組合を応援してくれる市民だろ?posted at 06:59:22
市民のために仕事をしているのは、組合も僕も変わらない。しかし市民にも色々いる。だから最後は選挙で決めようとなっている。職員が僕の顔を見て仕事をするのは当たり前だ。勝手に自分の考えや、自分の想定する市民に顔を向けられたらたまったもんじゃない。posted at 07:00:52
大阪市役所は、これまで組合の方を向いていた。若手職員は組合の顔を見て仕事をしていた。こちらの方が重大問題だ。組合の顔色を伺うよりも、市長の顔色を伺って仕事をする方がまとも。腹のうちで僕のことが嫌いでもよろしい。職員も一有権者として僕に反対票を投じるのは当然だ。posted at 07:02:53
とにかく実態解明をして、それを公表する。ここまでの調査をしたのだからその報告を市民は信用してくれるだろう。これまでの内部調査と言うものはもの凄く緩い。何も問題ありませんでした、という報告に市民は誰も信用を寄せない。posted at 07:06:00
>先ずは、大阪市民で無いから私には確かに現状が分からない。橋下氏の言うとおりの現実があるのなら、その事実に対して有るべき姿に正していけば良い。市長の顔色を見るというのは、橋下氏の言うようなこととは少し違うのではないか。
おっしゃるように市長の顔を見ながら仕事をするのは「当然です。」ただ、今やられているような「思想調査」のようなことや「密告」を推奨するようなことをあからさまにやられると、過剰に市長の意向を忖度して仕事を行うことになるということは、私の経験上からも危惧されるところです。喩えは適切で無いかもしれませんが「市長様」が一つ「くしゃみ」をしたら、救急車が出動するような騒動になるということです。国の役人が10と言うと、県の役人は11ぐらいにすれば安心かなと考えます。それが市町村に降りてくるとさらに、安全率が考慮されて膨らむのです。権力の座にあるものは心すべきことです。もっとも、「賢明なる市長様」ですから、そんなことは万々ご承知の上のことと思いますが。
記者クラブ批判のツイート
全平松市長の時はどうだった?市政記者クラブは市長に質問する際には全て事前に質問事項を市役所に提出するというバカなルールに従っていたじゃないか。そんなことで市長に切り込めるのか?何でそんなルールに従っていたのか市政記者クラブの報道魂を疑うよ。posted at 07:16:14
事前に質問事項を全て市役所に提出して、市役所は完璧な答弁を用意する。問題があるものに関して、完璧な言い訳をするのは役所の得意技なんだ。想定質問を完璧に用意する。そんな状況で市長に質問をして何がしたかったんでしょ?posted at 07:17:44
鋭い記者からの突っ込みや、核心を突いた質問には、こっちだって詰まるし、表情が変わるんだ。そういうところを読み取ってまた突っ込んだり、追加取材したり。それが報道じゃないのか。それでこっちも誤っていたなと思えば修正する。posted at 07:19:19
市役所が書いたペーパー通りのメディアとのやり取りをしたって糞の役にも立たん。時間の無駄だ。それだったらペーパーで済ませば良いじゃないか。情報が欲しいもんだから、この記事を書くなとかいう市役所側からの要望にも応じたこともあるでしょ。posted at 07:21:29
朝日新聞からの反論ツイートを受けて
分かってますって!事実誤認。しつこい人間は嫌われますよ!(笑) RT @asahi_hb: 橋下氏はツイッターで「僕は嘘や事実誤認じゃなければ何を書かれても良い」~略~しかし、前市長に報道各社が質問内容を事前に教えていたという話はまさに「事実誤認」です
posted at 13:42:16
>散々口汚く罵っておいてこの軽さは一体なんでしょうか。確信犯なのでしょう。橋下氏の常套手段ですね。これにだまされて投票する人も多い。ほとんど右脳しか働かないような「イケイケ型」の大阪人に支持されている。
憲法改正についての考え方です。
自分の意見と異なる結果が出ても、それでも国民投票の結果に従う。これが決定できる民主主義だと思う。9条問題はいくら議論しても国民全員で一致はあり得ない。だから国民投票で国のあり方を国民が決める。そのために2年間は徹底して議論をし尽くす。意見のある者は徹底して政治活動をする。posted at 13:25:43
>今まで日本が9条問題を棚上げにしてきた理由はなんだったのか。そのことを抜きにして、ただ「決められなかったこと」を非難するのはあまり良い気持ちがしない。決められなかったと言うのは、「変えて欲しくない」という国民の意思の表れでは無いのか。決められるようにと言うのは、「憲法9条を改正したい」という意思の現われと見ます。現行憲法でも改正は出来るのですから、そのハードルを下げて、極端に言えば「単純多数決」で9条の縛りをなくそうと言うことを画策しているのでしょうか。「賢明なる橋下氏」ですから、そこは、最後まで語らないでしょう。先の戦争を体験した世代は、政治が決めた「戦」で人生の大切な時期を犠牲にせざるをえなかった当事者です。矛盾を含んでいることは先刻承知の上で、なお、現行憲法の目指す崇高な社会像にこだわるのではないだろうか。
人間とは、「矛盾した生き物」です。「非合理的な生き物です。」合理性だけでは語りつくせない。
大阪のことですが(最近こればかりですが 橋下大阪市長のツイートから)
2012年02月23日(木)
いやー、この人久々に観たら、もの凄いことになっていた。何なんでしょ、この勘違い学者は。福岡政行氏。この人、おはじきか何かを使って選挙の出口調査をやったってくらいの実績しかない人。この人のためになる政治学知見を聞いたことがない。ご多聞に漏れず、早稲田出身の学者。ダメですね~早稲田はposted at 01:54:05
公人がこういうことをWEB上で書いてしまって良いのだろうか?「ダメですね~早稲田は」
朝青龍の横綱としての品格が問題となっていましたが、市長としての品格はどうなっているのでしょう。一回の選挙でたまたま票が集まったから・・・やですね~。
以前はTVタックルに出て結構学者らしく振る舞っていたかと思いきや、今はフィクサー気取り。こないだのTVタックルや、たかじんNOマネーで好き勝手にしゃべっていたけど、もう学者を辞めたのかな?何なんでしょこの人。こう言う人って何の力もないのに、自分の力を極限まで誇示する。posted at 01:58:45
この福岡政行氏に比べると、北海道大学教授連中がまともに見える。彼らは頓珍漢な批判しかしないが己の学問の領域でしゃべろうとする。この福岡氏は、学者的知見は何も話さない。ただただ、噂話を語って自分には力があるんだと誇示するだけ。posted at 02:03:04
これまでの政治行政の実務の中で福岡氏の話題など出たことがない。政治家の皆さんから福岡氏の話など聞いたこともない。また実務をするに際して福岡氏の知見を参考にしたこともない。そんな彼が、もうフィクサー気取り。視聴者は、騙されちゃうんだろうな~posted at 02:05:17
鏡に向かって書いているのかな。どうしてこのように他人を貶めるような文章を公開するんだろう。相手をタレントとさげすんでいるんだから、その上にこれほどバカにしたようなコメントをする必要があるんだろうか。TVタックルなんて、やらせトークのバラエティー番組じゃあないですか?こんなくだらないことに一々反応するのは、まだタレント気分が抜けていないのではないか。無視すれば良いのに。
23日産経新聞正論。屋山さん、いつもエールをありがとうございます。今回の正論は、ここまで言われると恥ずかしい限りです。暴走、脱線をすることもあるでしょうし、ひるみ、及び腰になることもあるかと思います。その時には厳しくご意見下さい。posted at 12:55:38
支持している人も居ることを誇示したいのかな。
行動を起こせば必ず負の部分が出てきます。それを気にして結局何もしないというのが最悪。政治は行動。負の部分については、行動でさらに改める。その繰り返ししかありません。口ばっかりの学者と政治家は違います。行動の学者さんも少なからずいますが・・・posted at 12:57:20
政治も行政もずっとそのように努力し続けてきたんじゃあないでしょうか。私はそう信じます。もちろん、不満は有りますがね。その結果屋上屋を重ねるような制度や組織が出来てしまったのではないですか。それを、「バカな役人が」といって市民、国民の目をそちらに向けさせようとするやり方はフェアではない。
福岡氏は、橋下はYESマンばかりを側に置いている、っていつもの陳腐なコメント。じゃあ、今の人事ではなく、どういう人事をしたら良いのか対案を出して欲しい。と言ったら、もう学者は何もできない。YESマンって一体何なのでしょう。意見も言いながら忠実に実行してくれる職員はYESマン?posted at 12:59:39
トップの判断に猛抵抗して事務執行しない職員が理想の職員?福岡氏は組織を動かしたことがないから何も知らない、知識がない。トップはあらゆる情報源から情報を入手する。最後に判断するのはトップ。決まったことはしっかりと実行する組織にしなければならない。それはYESマンとは言わない。posted at 13:01:52
僕の判断に誤りがあれば、議会でチェック、メディアでチェック、そして最後は選挙でチェック。色々なチェックに晒される。職員始め様々な情報源から意見を収集する。職員からだけではない。組織を動かすには同じ価値観を共有しないと組織は動かない。福岡氏は本当に政治を勉強しているのか?posted at 13:03:59
チェックに晒されるから良いという風には考えない。チェックに晒されるから選挙を考えると言いたいことも言えない。悪い話をしたら落とされるから自分の任期中に問題にならなければ将来に対する不安は隠したままにする。役人が出そうとしても、議員様や市長様がそれを抑える。そうして、今の財政危機が生まれた。役人は身分が保証さているから思惑で情報を隠蔽したり、歪曲したりしない。選挙で選ばれる人たちの責任が大きいのだと私は思っている。だから、選挙で選ばれる首長や議員が余り具体的なことに口出しをするのは良くない。大局観で物を言って欲しい。
2012年2月22日水曜日
大阪のことですが(学区制について市長様のお言葉です。)
次の3本のツイートについてコメントします。
学区撤廃に関しては、大阪府教育委員会陰山教育委員と激論になりました。そのときに陰山委員は学区撤廃を多くの府民は求めていないと断言。僕は圧倒的多数の府民が求めている。これが僕の政治感覚だと話しました。そして最後は学区撤廃の決断。posted at 13:02:06
昨日朝日の世論調査が出ましたが、高校学区撤廃には7割を超える府民の皆さんが賛成。特に子どもを持つ若い世代においては圧倒的に賛成です。これが公選職とそうでない者の役割分担。やはり教育委員は教育論者で、民意を捕まえる役割ではありません。posted at 13:03:26
全てにおいて世論調査などできません。だからこそ、選挙で選ばれる公選職はアンテナを研ぎ澄まし、世論を掴んでいかないといけないのです。教育行政のすべてを教育委員会に任せていては、どんどん民意からかけ離れて行きます。教育の専門家と政治家が役割分担をして教育行政をしなければなりません。posted at 13:04:37
>
どんな聞き方をしたのかな。公立高校の問題ですよね。大阪の公立高校の学区がどんな事情で決められているのか分からないが、市長が出てきて民意、民意と騒ぐ問題じゃあないよ。3つ目のツイートで言っているように「アンテナを研ぎ澄まし、世論をつかんでいない場合には」世論と逆のことをやってしまうという問題も起こりうるということだよね。橋下氏の理論はいつも自分は「正しい判断をする。」役人は「バカな判断をする。」という前提で語られる。思い上がりというしかない。公立高校だから、税金で設置し運営されているのだから、通学困難地域や公立高校入学希望者をできるだけ無理の無い形で入学できるようにする。入試選抜制度の工夫も必要だよね。一方では教育の専門家の必要性をのべてさらっと逃げていますが、その線引きは自分がするんだろうか。突然、高校の学区域の問題は自分の判断するものだ。とか、教育目標は自分が決めるとか、やりたい放題のようにも見えてしまうよなあ。
大阪のことですが(知事のツイート2月22日)
深夜0時30分ごろから2時30分ごろに投稿されています。こんな深夜にツイッターに投稿するパワーはすばらしい。しかし、無理をしているのではないか、重要な語句の変換ミスがいくつかありますよ。気になるツイートだけ取り上げてコメントしますので、一連のツイート全てを見たければはhttp://twilog.org/t_ishin/ascを参照してください。
20日読売新聞夕刊。尾木直樹さんへ。子ども全員の底上げは重要です。しかし言うは易し行うは難し。尾木さんは、こういう言い方をして申し訳ないが一教師として一クラスを担当。僕は525校を預かっているのです。一教師の視点と、市長の視点は全く異なります。posted at 00:35:11
教育現場の考えと僕の考えがぶつかる最大の原因。僕は大阪市の子ども全体について責任を負っています。教員はとりあえずは自分のクラスの子どもたちに対する責任。さて、尾木さんからの留年制度の提案。検討に入ります。しっかり学んでいなければ留年させる。これが子どもにとって一番良いと思います。
posted at 00:37:03
>
だからといって、一クラスの視点や一人一人に目を向けることの要求を無視して良いことにはならない。このように、都合の悪いことは立場の違いと退けてしまうのでは結局橋下氏の目指す社会は国家や企業を存続させるために市民国民に犠牲を強いる社会と言うことになるのではないか。多くの国民は個と社会の狭間で苦しんでいるのです。橋下氏のように割り切れる人は幸せというほかありません。
「教員はとりあえずは自分のクラスの子どもに対する責任」と言って突き放す。この立場の違いを埋める努力をせず、上から目線で押さえつける手法が信用できないのですよ。
尾木氏が留年制度を提案しているとは知りませんが、子どもが一人一人異なる個性を持っていることと、可能性を考えるとき本人保護者の意に反する留年は慎重に考えるべきだと思います。留年の基準にもいろいろな意見があるでしょう。橋下氏の「一番良い」はあまりにも「強者の論理」ではないかと思います。
本日、教育委員会との意見交換があるので、問題提起します。それと尾木さん、嘘を言ってはいけません。今年大阪府の教員採用試験で合格の辞退者は12%。一割を超えたとメディアは大騒ぎをしていましたが、例年9%から10%の辞退者が出ています。posted at 00:38:46
ということは、僕が原因となった辞退者増は2%。教員の卵は大阪を避けてはいません。これは情報リテラシー。学力調査テストのB問題ですね。残念ながら尾木さんは、不合格です。posted at 00:40:32
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また間違っています。10%が12%になったら20%増加ですよ。そんなことはどうでもいいけど「これは情報リテラシー。学力調査テストのB問題ですね。残念ながら尾木さんは、不合格です。」は余計なことだ。20%の増加を有意な変化と見ないのはむしろ常識的ではない。これを増加と見ないで無視しようとする姿勢が不思議です。素直に「増えたね」と言えば良いのにこの姿勢は理解できません。弱点、欠点、反対するものの存在そのものを認めたくないのでしょうか。気が小さいんですね。
産経新聞が、僕に関して記事を丹念に書いてくれているけど、うーん、僕はもっと普通だと思うんだけど。記事通りだと僕は最悪な人間だね。20日産経新聞2面。京都大学教授佐伯氏。色々主張しているけどじゃあどうするの?が相変わらず何もない。単に反対するだけ。改革には光と影がある。posted at 00:47:03
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「最悪な人間」と見られている事実を否定してはいけない。別のツイートでは「自分は市長で尾木さんは一教師だから」と議論を避けているじゃあないですか。ことほどさように、議論がかみ合わないのが橋下氏に対する不信、不満、疑問、反感になっているのではないか。そして、反対する人に「やらなければ良いのか」「対案は?」と突き放す。橋下氏は新たな「提案」をしているのだから反対する人を納得させなければ民主的な手続きを踏んでいるとは言えない。不満や不信や反感を圧殺して押し切る手法は良くない。大阪市民の圧倒的支持を得たというが、支持者のどれほどが橋下氏の人間性や人生観や政治理念やこれからやろうとしている改革の中身を理解し納得していたか大いに疑問だ。ムードで投票した人も少なくないことはお分かりだろう。
影があればそれをまた改革して光に変える。この繰り返しでしか世は改善しない。佐伯氏は1990年代以来の改革論を否定する。否定するのはいいんだけど、じゃあどうしたら良かったの?何もせずに放っていたら良かったの?という問いには答えない。反対するのは楽チン。やるのは大変。posted at 00:49:24
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多様で複雑な社会のありようを改革すると言うことは大変大きなプロジェクトです。数の多さ、空間的な広がり、価値観や人生観の多様性、物事の階層性、事象の時間的なずれ、情報の伝達、外的な影響などいろいろな要因が複雑に絡み合っています。大きな改革には大きなひずみがいろいろな所に生じることは避けがたいでしょう。大きな改革を拙速に進めれば社会は大混乱に陥るのではないでしょうか。それを「影」という一語で済ませるのは余りにも事が大きすぎます。
「今のままで良いのか」と問われれば「良い」とは応えられないでしょう。「明日はよりよく」と思うのが健全な生き方だと思います。橋下氏を批判する人たちも、「今のままで良い」とは考えていないのです。しかし、ではどうすればと言う問いには応えられない。それは、ことの重みを十分に認識しているからでは無いでしょうか。もっと、部分の話を積み上げて一致点を見出してほしいものです。
「影」があることが前提になっているなら、それが生じないように事前に手直ししておくべきです。それ以外のことは「想定外」と言うのであれば「原発」と同じです。今の補助・助成の制度の複雑さも「影」を埋めるために付加された行政の施策ではないですか。しかも、「橋下氏」のように選挙で選ばれた方々が英知を結集して作り上げてきたものです。
首長が教育に関与すると誤った教育論を展開する危険があるとする主張を良く聞く。しかし言いたい。では、教育委員会や教員、教育評論家は誤らないのか。人間誰しも誤る。ゆとり教育が良い例だ。為政者が誤った時、国民が納得するのはどちらの誤りか。自分が選んだ者の誤りか、専門家の誤りか。posted at 02:23:15
この時間帯、漢字の変換に注意散漫。国家ではなく、国歌です。
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選挙で選ばれた一人の「首長」より、議会の承認を受けた複数の「教育委員」や「文科省の官僚」の頭脳を信頼したい。橋下氏は自らを「普通」と自認しているようですがそんなことは他人が評価するものです。首長が変わるたびにころころ変わる教育目標、教育理念で有っていいのでしょうか。また、「いわゆるゆとり教育」ですが、これを「あやまり」と断じることには同意しません。歴史の評価は一定の意味を持ちますが、日本の義務教育の歴史の中で正当に評価されるべきです。こんなミーハーな教育観で一国の教育をで論じているのは、「ひとりよがり」と断ぜざるをえない。
橋下氏は、日本の国民をバカにしているのだろうか。日本全国が阪神タイガースファンになるとでも思っているのだろうか。
20日読売新聞夕刊。尾木直樹さんへ。子ども全員の底上げは重要です。しかし言うは易し行うは難し。尾木さんは、こういう言い方をして申し訳ないが一教師として一クラスを担当。僕は525校を預かっているのです。一教師の視点と、市長の視点は全く異なります。posted at 00:35:11
教育現場の考えと僕の考えがぶつかる最大の原因。僕は大阪市の子ども全体について責任を負っています。教員はとりあえずは自分のクラスの子どもたちに対する責任。さて、尾木さんからの留年制度の提案。検討に入ります。しっかり学んでいなければ留年させる。これが子どもにとって一番良いと思います。
posted at 00:37:03
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だからといって、一クラスの視点や一人一人に目を向けることの要求を無視して良いことにはならない。このように、都合の悪いことは立場の違いと退けてしまうのでは結局橋下氏の目指す社会は国家や企業を存続させるために市民国民に犠牲を強いる社会と言うことになるのではないか。多くの国民は個と社会の狭間で苦しんでいるのです。橋下氏のように割り切れる人は幸せというほかありません。
「教員はとりあえずは自分のクラスの子どもに対する責任」と言って突き放す。この立場の違いを埋める努力をせず、上から目線で押さえつける手法が信用できないのですよ。
尾木氏が留年制度を提案しているとは知りませんが、子どもが一人一人異なる個性を持っていることと、可能性を考えるとき本人保護者の意に反する留年は慎重に考えるべきだと思います。留年の基準にもいろいろな意見があるでしょう。橋下氏の「一番良い」はあまりにも「強者の論理」ではないかと思います。
本日、教育委員会との意見交換があるので、問題提起します。それと尾木さん、嘘を言ってはいけません。今年大阪府の教員採用試験で合格の辞退者は12%。一割を超えたとメディアは大騒ぎをしていましたが、例年9%から10%の辞退者が出ています。posted at 00:38:46
ということは、僕が原因となった辞退者増は2%。教員の卵は大阪を避けてはいません。これは情報リテラシー。学力調査テストのB問題ですね。残念ながら尾木さんは、不合格です。posted at 00:40:32
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また間違っています。10%が12%になったら20%増加ですよ。そんなことはどうでもいいけど「これは情報リテラシー。学力調査テストのB問題ですね。残念ながら尾木さんは、不合格です。」は余計なことだ。20%の増加を有意な変化と見ないのはむしろ常識的ではない。これを増加と見ないで無視しようとする姿勢が不思議です。素直に「増えたね」と言えば良いのにこの姿勢は理解できません。弱点、欠点、反対するものの存在そのものを認めたくないのでしょうか。気が小さいんですね。
産経新聞が、僕に関して記事を丹念に書いてくれているけど、うーん、僕はもっと普通だと思うんだけど。記事通りだと僕は最悪な人間だね。20日産経新聞2面。京都大学教授佐伯氏。色々主張しているけどじゃあどうするの?が相変わらず何もない。単に反対するだけ。改革には光と影がある。posted at 00:47:03
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「最悪な人間」と見られている事実を否定してはいけない。別のツイートでは「自分は市長で尾木さんは一教師だから」と議論を避けているじゃあないですか。ことほどさように、議論がかみ合わないのが橋下氏に対する不信、不満、疑問、反感になっているのではないか。そして、反対する人に「やらなければ良いのか」「対案は?」と突き放す。橋下氏は新たな「提案」をしているのだから反対する人を納得させなければ民主的な手続きを踏んでいるとは言えない。不満や不信や反感を圧殺して押し切る手法は良くない。大阪市民の圧倒的支持を得たというが、支持者のどれほどが橋下氏の人間性や人生観や政治理念やこれからやろうとしている改革の中身を理解し納得していたか大いに疑問だ。ムードで投票した人も少なくないことはお分かりだろう。
影があればそれをまた改革して光に変える。この繰り返しでしか世は改善しない。佐伯氏は1990年代以来の改革論を否定する。否定するのはいいんだけど、じゃあどうしたら良かったの?何もせずに放っていたら良かったの?という問いには答えない。反対するのは楽チン。やるのは大変。posted at 00:49:24
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多様で複雑な社会のありようを改革すると言うことは大変大きなプロジェクトです。数の多さ、空間的な広がり、価値観や人生観の多様性、物事の階層性、事象の時間的なずれ、情報の伝達、外的な影響などいろいろな要因が複雑に絡み合っています。大きな改革には大きなひずみがいろいろな所に生じることは避けがたいでしょう。大きな改革を拙速に進めれば社会は大混乱に陥るのではないでしょうか。それを「影」という一語で済ませるのは余りにも事が大きすぎます。
「今のままで良いのか」と問われれば「良い」とは応えられないでしょう。「明日はよりよく」と思うのが健全な生き方だと思います。橋下氏を批判する人たちも、「今のままで良い」とは考えていないのです。しかし、ではどうすればと言う問いには応えられない。それは、ことの重みを十分に認識しているからでは無いでしょうか。もっと、部分の話を積み上げて一致点を見出してほしいものです。
「影」があることが前提になっているなら、それが生じないように事前に手直ししておくべきです。それ以外のことは「想定外」と言うのであれば「原発」と同じです。今の補助・助成の制度の複雑さも「影」を埋めるために付加された行政の施策ではないですか。しかも、「橋下氏」のように選挙で選ばれた方々が英知を結集して作り上げてきたものです。
首長が教育に関与すると誤った教育論を展開する危険があるとする主張を良く聞く。しかし言いたい。では、教育委員会や教員、教育評論家は誤らないのか。人間誰しも誤る。ゆとり教育が良い例だ。為政者が誤った時、国民が納得するのはどちらの誤りか。自分が選んだ者の誤りか、専門家の誤りか。posted at 02:23:15
この時間帯、漢字の変換に注意散漫。国家ではなく、国歌です。
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選挙で選ばれた一人の「首長」より、議会の承認を受けた複数の「教育委員」や「文科省の官僚」の頭脳を信頼したい。橋下氏は自らを「普通」と自認しているようですがそんなことは他人が評価するものです。首長が変わるたびにころころ変わる教育目標、教育理念で有っていいのでしょうか。また、「いわゆるゆとり教育」ですが、これを「あやまり」と断じることには同意しません。歴史の評価は一定の意味を持ちますが、日本の義務教育の歴史の中で正当に評価されるべきです。こんなミーハーな教育観で一国の教育をで論じているのは、「ひとりよがり」と断ぜざるをえない。
橋下氏は、日本の国民をバカにしているのだろうか。日本全国が阪神タイガースファンになるとでも思っているのだろうか。
2012年2月19日日曜日
大阪のことですが(19日日曜日の橋下徹氏のツイートから)
中野雅至氏は、維新八策をどこまで読んだのかしれないが、理念が全く見えないと言っていた。これは単なる勉強不足だろう。またベーシックインカムは究極のばらまきだと。負の所得税こそが自由主義に基づく究極の社会保障であり、小さな政府に繋がる。この御仁はまあ良い。
posted at 13:20:15
takechyan68の感想
勉強不足かも知れない。でも、私を含め普通の人たちは更に理解できていない。
それを理解させずして相手を非難するのは子どものけんかと同じだ。最後の「こ
の御仁はまあ良い。」はどういう意味なのだろう。
TBSのひるおびでは、厚生労働省担当というTBSの記者が頓珍漢なことを言っていた。「今の年金も掛け捨てですよ。年金支給日までに死亡すれば年金はもらえない。そういう意味では掛け捨てです。」と仰天である。議論ということを知らないのだろうか。「掛け捨て」という言葉遊びをしている。posted at 13:22:42
takechyan68の感想
メディアや反対勢力に十分理解されていないのは、橋下氏の説明が乱暴だか
らだろう。「これはどういうことですか」とか「ここはどうなっているのですか」と聞
きにくい雰囲気があるのだろう。これで、まじめに提案しているといえるのか。
TBSの女性記者は、維新八策の新年金制度が、どの部分で掛け捨てなのかを押さえることなく、現行年金制度も支給日前に死亡すれば支給されないので掛け捨てだと、勝手な掛け捨てを主張していた。それは掛け捨てとは言わないんですよ。このような記者が厚生労働担当で年金担当と言うのだから頭が痛い。posted at 13:27:15
takechyan68の感想
説明だけでやめておけば良いのに、また、最後に相手をバカにする。
takechyan68の感想
こんな大問題に対して、今までの延長線上に無い提案を仕様としているのだからから、数字を入れた文書で出して、反対する人たちがじっくり読んで、評価できるようにする必要があるのだろう。それをせずに、あちらこちらで花火を揚げれば議論は混乱するのは当たり前だ。はじめからけんか腰で、今までの制度を全否定する姿勢はやはり好きになれない。「人間は損得で動くんじゃあない、好き嫌いで動くんだ。」と言いたい。
2012年2月17日金曜日
大阪のことですが(橋下徹氏のツイート)
6:37~6:42のツイートです。>>
2012年02月17日(金) 19 tweets
ちちんぷいぷいの中野雅至コメンテーター。霞が関を辞めた人なのに、いわゆる改革派官僚となんか違うなと感じたので調べてみたら、やっぱり違った。この方、改革派でも何でもなく、むしろ政治家が嫌いな官僚でした。やっぱり。対案を出さない、批判だけのコメンテーターの典型。
posted at 06:37:53以前、白黒つける橋下の政治手法は嫌いと言っていた。嫌いで結構なんだけど、じゃあどうするの?の問いには答えられないだろう。まあお決まりの「もっと話し合え」のコメントしかできないでしょう。これまでの大阪府知事選市長選の中で、ではどの選挙を理想とするのか?これにも答えられないはず。posted at 06:39:45僕や維新の会が多くのことを合意で解決していることも全く理解していない模様。白黒付ける結着が嫌と言うが、政治は最後は結着を付ける場。公務員とは違う。この中野氏、そもそもが政治嫌いだからしょうがないが。また道州制は賛成なんです!と言っていたが、じゃあどうやって実現するのか?posted at 06:42:33
takechyan68の感想>>
現在の攻撃対象は「中野雅至氏」「やはり対案を出さないコメンテーター」と非難を浴びせている。「橋下の政治手法は嫌い」と言われて「嫌いで結構」そして「対案無いだろう」と突き放す。「もっと話し合え」に正対して応えてこそ提案の信頼感が高まると思うのだが。
「維新の会では合意で解決していることをご存じない」と非難している。「外部からはそう見えていないことに気づくべきではないか。」どの程度、どんな話し合いが行われているかも外からは分からない、それを、知らないことを非難されたら、一般の国民、市民はついていけない。「ぼくはちゃんとやっているんだから、知らないくせに口を出すな」ということなのか?
「白黒をつけるのが政治である」は仰せのとおり。しかしその手続きが問題なのではないか。決着がつかない現状に対する苛立ちは国民共通だが、民主主義はやはりこの手続きを重んじる。「十分な説明を尽くすこと」は白黒をつける前提でなければならない。回りくどい。遅い。しかし、これが経験から学んだ人間の知恵ではなかったのか。
「多い」とか「強い」とか「成長」とか「発展」とかいうことと、「人間の幸福感」とはイコールではない。
そして最後は「政治嫌いだからしょうがないが。」で終わってしまう。これでは、話にならないのではないか。
6:47~
実現するプロセスという政治を全く理解していない模様。維新八策は、維新の会という集団の価値観を示したもの。自立こそが最大の公助。多くの個々人が自立すれば、本当に助けなければならない人を助けることができる。皆が努力せずに他人の助けを求めるようになれば社会の公助は破綻する。posted at 06:47:05
しかし個人の自立・努力・競争を基本とするなら、その土台に確固たるセーフティーネットが必要。自立・責任・努力・競争を重視すればするほど一定のセーフティーネットを強くしなければならない。この理念で維新八策を作りました。ところが中野雅至氏は、理念が何も見えない!ごちゃまぜ!と。posted at 06:49:59
それはあなたの単なる勉強不足です。それこそ中野氏の言うように自立、小さな政府だけで貫く方が知恵がない。ベーシックインカムをばらまきだと言った時点で、この人、本当に改革派官僚?と疑ってしまいましたが、改革派官僚ではなかったので、納得しました。posted at 06:53:08
維新八策は価値観を表すモノ。政治グループがどういう方向性で行くのかを示すモノ。中野氏には既存の政党の方向性は見えるのでしょうか?反対するのはいいけれど、では対案は?道州制の実現プロセスは?と聞くと全く答えられない御仁。まあ反対することで存在意義を示す学者の一人ですから仕方がないかposted at 06:56:56
takechyan68の感想>>
自立こそが最大の公助。多くの個々人が自立すれば、本当に助けなければならない人を助けることができる。皆が努力せずに他人の助けを求めるようになれば社会の公助は破綻する。:お説のとおりだと思います。(最大かどうかは別としてですが)
自立・責任・努力・競争を重視すればするほど一定のセーフティーネットを強くしなければならない。:そのように願いたいものですね。このバランスをどこに求めるかということが具体的にならないとお説に全面的に賛意を表すことは出来ないのは当たり前では無いでしょうか。
中野氏には既存の政党の方向性は見えるのでしょうか?反対するのはいいけれど、では対案は?:またこれですよね。既存の政党は、良くも悪くもリアルのものです。だから、その結果も現に体験しているのだ。それに対して、橋下氏の主張は全て新しい提案だ。まだ仮説に過ぎないのだ。それに対して、疑念や、不信感や懐疑的な意見があったからといってその発言を非難されることがますます不信感を膨らませる。それを示してこそ本当に価値ある政治理念となるのだ。ぜひ、納得できるように示してほしい。
6:59~7:04
ベーシックインカムは不可能な制度だと言われています。だけど研究の一考はある。これは単純なばらまきではありません。福祉国家を歩みつつある日本。複雑怪奇な補助・助成制度。これによって行政組織は肥大化。色んな中間団体が存在し、天下りもごろごろ。これをバサーット整理する。posted at 06:59:04
補助金・助成金を整理して国民個人へ直接給付する。それにまつわる行政組織、中間団体は不要になる。そして国民がどのサービスを受けるか選択する。補助金を出すこと、受けることが目的となっている行政組織、団体は存在できない。posted at07:01:20年金、生活保護など、莫大な間接経費がかかっている制度を整理することができる。そしてそれを超える部分は徹底した能力主義・競争を認めることができる。ただし、実現不可能な社会制度と言われている。だから研究。中野雅至氏、厚生労働官僚だったのに、こんなことも分かっていないのかな。posted at 07:04:48
takechyan68の感想>>
「だけど研究の一考はある。」この程度の提案だったんですか?それなら良いけど。言葉が粗雑なのでみんなびくびくしていますよ。
「複雑怪奇な補助・助成制度。これによって行政組織は肥大化。色んな中間団体が存在し、天下りもごろごろ。」については、私も同様に感じています。したがって、受益者の状態も様々です。部分的な試行から研究する価値はあると思います。
「バサーと」というのが、橋下氏の日頃の言動から不安を感じるのは理解できませんかね。
7:11~
荻原博子さんも、僕の掛け捨て年金の提案について、これでは保険料を誰も払わなくなる!と言っていましたが、それだと世の中の掛け捨て保険が存在するのはなぜ?将来の不安に対して負担がバランスしていれば掛け捨ては成立するのです。老後の生活を賄うための資産形成ができるか。posted at 07:11:14
こんな将来のこと誰も予測できません。だから資産形成出来なかった場合には一定の年金が出るということに一定の保険料を出すのです。そしてその保険料は強制徴収(税化)にすれば良い。単純な年金の税化ではありません。個人の負担は、税とは別に受益とのバランスできちんとはじき出す。これが保険。posted at 07:13:28
しかし徴収は税と同じように罰則付きの強制徴収。これだと不払いは生じません。保険料は積み立て方式を基本としてはじき出す。将来世代をあてにした保険料にはしない。自分の老後は自分で何とかするが原則。あとは現行の年金のリセットをするかどうか。ここですね、国民の覚悟は。posted at 07:15:13
takechyan68の感想>>
実際の金額を出して議論してくださいな。これじゃあ分からないよ。萩原さんだって専門家なのだからお互いにもっと緻密な議論をしてください。
7:43~7:54
朝からMBSに怒り心頭だよ(笑)昨日のVOICEをチェックした。大阪教育改革を取り上げていたから。メディアは批判することが仕事だから批判は良いんだけど、今回は度を越している。これはメディアとして良いのかね。大阪の基本条例をアメリカの教育専門家に見せてコメント求めた。posted at 07:47:43
アメリカの教育学者は大阪の教育基本条例に反対の意見を求めて、アメリカの教育改革の失敗と同じ道を歩むと。でもね、この教育基本条例は昨年10月のもの。僕らは大きく問題提起して、ダブル選挙も踏まえ、さらに教育員会と徹底議論して先日骨子はまとめた。当初のものとだいぶ変わっている。posted at 07:49:20
ところがMBSは昨年に取材したものをボツにしたくなかったのであろう、昨年の教育基本条例案についてのアメリカ教育学者のコメントを大々的に流した。このコメントにどんな意味があるのか?現在の条例についてのコメントなら分かる。これはメディアの正当な批判を越えているだろう。posted at 07:51:23
そして改革に批判的な論調でまとめているが、まあそれは良い。しかし、そうであれば、改革前はどうだったのか?改革によって良い部分はなかったのか?改革を否定するなら、改革前の現状維持で良かったのか。この検証が全くない。改革だけを取り上げて、その影の部分をことさら強調する。posted at 07:53:01
それもメディアの特性なら良い。しかし、メリット・デメリットをきちんと伝えろ!と言うのはメディアの常套文句じゃないか。ワシントンの教育改革の功罪をしっかり伝えるのがメディアの責任だろう。改革を否定するのであれば、現状維持で良かったのか。改革には必ず功罪がある。posted at 07:54:49
takechyan68の感想>>
メディアに対しての不満、批判を展開しています。利用もしているんですよね。自分に加担するメディアは利用するが、不利な情報を流すと目くじらを立てるのは大人気ない。
7:56~
しかし何もやらなくても良いなんてことはない。改革を否定する人は現状についてどう変えるのかの対案がない。改革をやればもちろん影の部分が出る。そうであれば、その影の部分をさらに改革する。こうやって、世は良くなる。改革に影があるから、全てやるな!では、世は何も変わらない。posted at 07:56:03
改革をやればもちろん影の部分が出る。そうであれば、その影の部分をさらに改革する。こうやって、世は良くなる。改革に影があるから、全てやるな!では、世は何も変わらない。
takechyan68の感想>>
おっしゃるように「バサーと」いくか、スモールステップで慎重にいくかは意見が分かれるのではないか。「改革を否定する人は対案を出せ」この言葉やめられないかな。「出せないだろうバカ、それなら黙っていろ」と言外に言っているように聞こえます。
改革は、手続きを踏んで、お互いに意見を出し切って、前に進めるべきです。「エイ黙れ!無礼者」ですすめるのは改革とは言わない。
「自立こそ最大の公助」「徹底した競争社会とセーフティネット」のバランスはかなり難しいことになると思います。公がどこまで競争を制限するかと言うことにかかってくるからです。
生産性は上がっているであろうにもかかわらず。今の勤労者の労働条件は以前より緩和されたとは思えない。稼いだ金を次の競争のために使わなければ生き残れなくなるとすれば、セーフティネットにまわせる金は増えるとは限らないだろう。
競争は、量の拡大、早さ、成長、発展、という価値観から必須の条件なのでしょうが、それは、必ずしも「人の幸福感」につながらない。橋下氏には、よくよくの深謀遠慮を願いたいものである。
takechyan68の感想>>
おっしゃるように「バサーと」いくか、スモールステップで慎重にいくかは意見が分かれるのではないか。「改革を否定する人は対案を出せ」この言葉やめられないかな。「出せないだろうバカ、それなら黙っていろ」と言外に言っているように聞こえます。
改革は、手続きを踏んで、お互いに意見を出し切って、前に進めるべきです。「エイ黙れ!無礼者」ですすめるのは改革とは言わない。
「自立こそ最大の公助」「徹底した競争社会とセーフティネット」のバランスはかなり難しいことになると思います。公がどこまで競争を制限するかと言うことにかかってくるからです。
生産性は上がっているであろうにもかかわらず。今の勤労者の労働条件は以前より緩和されたとは思えない。稼いだ金を次の競争のために使わなければ生き残れなくなるとすれば、セーフティネットにまわせる金は増えるとは限らないだろう。
競争は、量の拡大、早さ、成長、発展、という価値観から必須の条件なのでしょうが、それは、必ずしも「人の幸福感」につながらない。橋下氏には、よくよくの深謀遠慮を願いたいものである。
2012年2月16日木曜日
橋下徹氏は、何故かくも熱狂的に支持されるのに、多くの人に違和感や嫌悪感を与えるのか
大阪市の橋下市長率いる「大阪維新の会」にメディアの注目が集まっている。その中心となっている「橋下徹氏」の大胆で強烈なメッセージは、閉塞感に不満のやりどころを失っていた多くの人々の心をひきつけるに十分な魅力を持っている。
いまや、新興宗教の教祖様かタレントやプロスポーツのスター選手の様相である。しかし、他方、橋下氏に対して「違和感」「警戒感」「嫌悪感」「不信感」「反感」をいだく人々も少なくないのである。かく言う、私も橋下氏には「違和感」「嫌悪感」を抱くものの一人である。
一度も会ったことも、話したことも無いやつが、「僕のことを論じるなんて サイババか!」と橋下氏に怒られそうだが、精神や脳や思考方法を考察するには、直接お会いしたり、会話したりすることは必須の条件ではないと申し上げておく。
さて、橋下氏の提案や発言がどうしてこのように相反する両極の評価を受けるのであろうか。それは、偏に彼の発想が普通の政治家や役人とは全く異質の方法から生み出されるからだろうと思うのだ。
物事の発想法には「「演繹的な発想」と「帰納的発想」とがあることはご存知だろうか。
凡人は物事を「1が2であり2が3であれば、1と3とは同じだ」という如く論理的に発想する。いわゆる「3段論法的発想」なのである。この論法は異論をさしはさむ余地がないので、多くの人が共通の認識を持つためには欠くことのできない論法なのである。これを「演繹的な発想」と言う。この論法は、これから行おうとすることの結果をかなり確実に言い当てることができ、しかも、その是非、真偽を第3者にも、言語や数式を持って理解させることが可能なのである。
しかし、この方法には決定的な欠陥があるのだ。それは、「想定の範囲内の結果しかえられない。」「誰がやっても同じ結果しかえられない。」ということなのである。これは、脳科学的に言えば「左脳的な発想」とでも言えるのでは無いだろうか。
一方「橋下氏」の発想法は、多分に「帰納的な発想」なのだ。思いつき、ひらめきが最初に結論生み出すのである。今までの経験や理論の延長上には無い発想なのだ。理論が飛躍するのである。だから、橋下氏の提案は新しい社会のあり方を生み出す大きな可能性を秘めていると言う点で私も高く評価していることを申し上げておきたい。「こうなるべきである。」「こうならなければならない。」と言う「命題」が最初に生まれるのだ。
科学の世界でも、新しい発見や発明はこうして生み出される。理論が飛躍している部分は後から埋められるのだ。従って飛躍を埋める理論が確立されたり、事実が確認されるまで、科学の世界ではこれを「仮説」と呼ぶ。ノーベル賞を受賞するような研究成果は、その中に必ずこのような理論の飛躍が含まれているのである。受験一本槍で勉強だけしてきた、中央省庁の官僚には期待できない発想だ。
脳科学的に言えば、橋下氏はおそらく「右脳」の発達した方で、次々と政治や社会のあり方を発想するのだろう。しかしながらその中身は、今まで経験したことの無いことばかりであり、橋下氏の言う通りに上手くいくという証はどこにも無いのである。余りにも、矢継ぎ早にいろいろなことを提案するので理論の裏づけや、それに至るプロセス作りが追いつかないのではないだろうか。この状態で、橋下氏を支持する人々も多分に「右脳系」の方が多いのであろう。言い換えれば、ほとんど「信仰」なのだ。信仰と言って御幣があるというなら「好き嫌い」と言っても良い。
橋下氏及びその支持者には、橋下氏が掲げる「命題」が正しいことを説明する理論やそれに至るプロセスを綿密に検討して構築する責任があるのではないか。それをもって、反対するものたちを説得するのが民主政治の正しいあり方だろう。それが出来て初めて「違和感」「警戒感」「嫌悪感」「不信感」「反感」が解消されるのだろう。
ちなみに、私は、かなり偏った「左脳」人間だと思っている。橋下氏は、この説明をせず、自らの考えに反対する人々を感情的に罵倒したり、反論に答えず反問して口を封じると言うディベート術で抑え込もうとする傾向が強い。これはおそらく論理が飛躍している部分を彼自身が埋められないもどかしさの表れなのだろう。
しかし、この手法は、民主主義社会で政治を行おうとする上では大いに問題なのではないだろうか。反対者の理解や共感を得ないで力ずくで押さえ込むことになるからである。それは、民主社会における物事の決定のプロセスとは大きく異なる。橋下氏は、経済的な危機から日本を救うために政治や社会の仕組みを改革すると主張しているが、方法論的には革命と呼ぶべきだと思っている。しかし、革命と言う手法で誕生する社会は、嫌悪感や反感をそのまま残した矛盾した社会となり、経済問題以上に深刻な問題を生むのではないだろうか。橋下氏にはよくよくの深謀遠慮を望みたい。
作家、三島由紀夫は、天才芸術家だったのだろう。典型的「右脳」人間だったのだ。だから、己にとっては自明の「命題」も他者に理解させることの限界を感じ自衛隊市谷駐屯地での事件に至ったものであろう。橋下氏も今は支持者の中で祭り上げられているのだが、その支持者が果たしてどこまで他者を説得することの出来る論理をもっているだろうかと考えるといささか心もとない。支持者の大半もまた「右脳人間」で、TVなどのメディアで反対を唱える人々を先の手法で圧倒することに喝采して喜ぶレベルなのだ。ぜひ、説得して論破できるようにお願いしたいものである。
今後、橋下氏が直接的、間接的を問わず国政に関与して全国民に理解され支持されるためには、威圧や恫喝や罵詈雑言などの力ずくでは乗り切ることの出来ない大きな山を超えなければならないと思う。どんなよい提案も「反感」や「嫌悪感」がそのまま放置されていては、快く受け入れることが出来ない。「左脳」の人間も結局は「右脳」に支配されるのだ。人間とは、かくも非合理的で矛盾した生き物だと思う。
2012年2月14日火曜日
大阪のことですが、寝る前にもう一言
維新の会「船中八策」についてのコメント(報道)
安住淳財務相は、「理想の話と、明日あさってどうするかが全く混在している」と「八策」について批判した。
自民党の石原伸晃幹事長も、「言うのは簡単だが、憲法改正などのプロセスがないとなかなか成就はしない」と実現性に疑問を示した。
「民主党のマニフェストよりひどい」と話す自民党参院議員もいる。
14日放送の「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)では、時事通信解説委員の田崎史郎氏が、憲法改正の必要がある主張が含まれており、「ハードルが高い」と指摘した。
また、政策の達成期限や「数値」も盛り込まれていないとして、「マニフェスト(政権公約)と言うにはちょっと恥ずかしいような不完全なもの」
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橋下氏の構想から放射状に出てくる政策はそれ自体相互の干渉や交錯が無いから、自己完結していて矛盾が無いので外形的には大変美しい。
大衆はその美しさと、気をそらさない勢いとスピードに幻惑され、それが現実であると錯覚する。もしかすると橋下氏自身もそう錯覚しているのかもしれない。
でも、沢山の見落としや、欠落したものや、配慮を欠いたものがあることは間違いないだろう。
そのとき、橋下氏と維新の会の人々はなんと弁明するのだろう。
石原慎太郎もちょっと腰が引けてきたのではないでしょうか。
「みんなの党」は、秋波を送っているようですが、もともと、この党の党首の言うことは誰にも相手にされていないのでその程度なのではないかと思うのです。
マスコミは、街の声はこの「船中八策」を好意的に受け止めていると伝えているが本当だろうか。
大阪のことですが
大阪維新の会の支持者のツイートです。
@watanabe_miki
おはようございます。維新の会 衆院選公約案 いいですね 首相公選 参議院廃止等々 しがらみがあったら出来ない政策ばかりです。この国をゼロベースで創り直す 大賛成です。
@tottyan2010
TPP大賛成!農業も医療も金融も世界標準でないと日本は変わらない。文句ある奴はかかってこい。
@tottyan2010
医療が進歩して長寿になることはいい事ばかりじゃない。江戸時代は寿命平均50歳今や90歳近くまでw平均寿命80歳まで抑えてもいいんじゃないかとも思える。批判が殺到しそうだがうちの家系は親父病死33歳おじいちゃんは戦死で48歳おばあちゃん64歳母81歳母はこんな長生きして申し訳ないと
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こんなツイートをする人たちが「維新の会」の支持者です。想定どおりといいたいところですが、ここまで、臆面も無く無責任なツイートを公開するとは思いませんでした。橋下氏はじめ維新の会の中枢にいる人たちは十分心した方が良いと思います。もはや、「橋下教」の信者たちと言った方が良いと思います。
@watanabe_mikiさん曰く「しがらみがあったら出来ない政策ばかりですね。」
でも、しがらみの無い人など一人もいないことを知るべきでは無いでしょうか。 @watanabe_miki さんは何も無いのですかね。更に言えば、ゼロベースからだから何とでも言えるのでしょう。橋下さんの構想は何事も「自分がやればこうする。」全ての人を支配下に置くことで出来ることばかりでは無いですか。二院制の国会で物事が決まらないから「参議院を無くしてしまえ。」など暴論に近いと私は思います。
@watanabe_mikiさんまた曰く「ゼロベースから作り直す。」ってどういうことなんですかね。@watanabe_mikiさん事業もゼロベースからになるとしたらどうするのでしょうか。ゼロベースなど有り得ないでしょう。政治は現在ただ今生きている、温かい血の流れている人間を対象にしていることを忘れてはならないと思います。
@tottyan2010さん曰く「文句あるやつはかかてこい。」威勢のいいお兄さんですね。こんな乗りで「維新の会」や「橋下さん」の景気のいいお話に酔っているんですね。こんなことで、政治を動かそうとされてははた迷惑です。
また曰く「平均寿命80歳まで抑えてもいいんじゃないかとも思える。」ご自分でも批判が殺到しそう・・」と言っているが、それならこんなツイートを公開すべきでは無いでしょう。いい面も悪い面もあると思いますが、わが国の現在の国力を築いてきたのは、今の高齢者たちであることを忘れないで欲しいものです。
「三丁目の夕日」の時代に、ある人は3畳一間の間借り生活から、ある人は中卒で単身上京し住み込みで、またある人は親元を離れて独身寮でスタートを切り、自らの今を生きている高齢者に対して誠に許しがたいことばです。それくらいのことも、心遣いが出来ないで、政治のことをお祭り騒ぎのように扱うのだけは謹んで欲しいと思います。
2012年2月13日月曜日
草枕と格闘するの記
草枕の下のくだりを読んだ。草枕は何度も読んでいるが、いつも、適当に読み飛ばしてしまう。時間もあるので、少しずつ、精読してみたいと思い読んでいるのである。漱石の文には漢詩が多く登場する。いろいろ調べてみないと分からない難しい表現が多い。特に心理描写ではその傾向が強い。文学論、芸術論、人生観を語る場面はなかなかはかどらない。広辞苑を調べても、ネットで情報を集めても分からないことは、文脈から想像するしかない。でも、面白い、そして深い。
志保田のお嬢様が、振袖姿で向こう二階の廊下を行き来するくだりです。
草枕(夏目漱石)
手掛(てがか)りのない鉛筆が少しずつ動くようになるのに勢を得て、かれこれ二三十分したら、
青春二三月。愁随芳草長。閑花落空庭。素琴横虚堂。蛸掛不動。篆煙繞竹梁。
(せいしゅん にさんがつ。うれいは ほうそうにしたがって ながし。かんか くうていに おち。そきん きょどうに よこたう。しょうしょう かかりて うごかず。 てんえん ちくりょうを めぐる:春の2・3月のころ。我が憂いは 若草の成長に従って 深まる。静かに咲く花は、人気のない庭に散り。飾り気のない琴は、誰もいない部屋に 横たわっている。蜘蛛は、糸を張ってじっと動かず。お香のゆらゆらと立ち上る煙は、竹の梁のあたりにたゆっている。)
と云う六句だけ出来た。読み返して見ると、みな画になりそうな句ばかりである。これなら始めから、画にすればよかったと思う。なぜ画よりも詩の方が作り易(やす)かったかと思う。ここまで出たら、あとは大した苦もなく出そうだ。しかし画に出来ない情(じょう)を、次には咏(うた)って見たい。
あれか、これかと思い煩(わずら)った末とうとう、
独坐無隻語。方寸認微光。人間徒多事。此境孰可忘。会得一日静。正知百年忙。遐懐寄何処。緬白雲郷。
どくざせきごなく ほうすんびこうをみとむ にんげんいたずらにたじ このきょうたれかわするべけん たまたまいちにちのせいをえて まさにひゃくねんのぼうをしる かかいいずこにかよせん めんばくたりはくうんのきょう:この静かな世界に独り黙然として座っていると、心の奥底にかすかな光明が感じられる。思えば人の世はあまりにも多事煩雑であるが、この閑静な境地もまた忘れがたい。たまたま一日の静安を得て、人生がいかに多忙であるかと知った。このはるかな思いをどこに寄せたらよいであろうか、ただ悠久な大空のみがそれにふさわしい。
と出来た。もう一返(いっぺん)最初から読み直して見ると、ちょっと面白く読まれるが、どうも、自分が今しがた入(はい)った神境を写したものとすると、索然(さくぜん)として物足りない。
索然(さくぜん) 空虚なさま。
ついでだから、もう一首作って見ようかと、鉛筆を握ったまま、何の気もなしに、入口の方を見ると、襖(ふすま)を引いて、開(あ)け放(はな)った幅三尺の空間をちらりと、奇麗な影が通った。はてな。 余が眼を転じて、入口を見たときは、奇麗なものが、すでに引き開けた襖の影に半分かくれかけていた。しかもその姿は余が見ぬ前から、動いていたものらしく、はっと思う間に通り越した。
余は詩をすてて入口を見守る。 一分と立たぬ間に、影は反対の方から、逆にあらわれて来た。振袖姿(ふりそですがた)のすらりとした女が、音もせず、向う二階の椽側(えんがわ)を寂然(じゃくねん)として歩行(あるい)て行く。余は覚えず鉛筆を落して、鼻から吸いかけた息をぴたりと留めた。
寂然(じゃくねん) ものさびしいさま。しずかなさま。
花曇(はなぐも)りの空が、刻一刻に天から、ずり落ちて、今や降ると待たれたる夕暮の欄干(らんかん)に、しとやかに行き、しとやかに帰る振袖の影は、余が座敷から六間(けん)の中庭を隔てて、重き空気のなかに蕭寥(しょうりょう)と見えつ、隠れつする。 女はもとより口も聞かぬ。傍目(わきめ)も触(ふ)らぬ。椽(えん)に引く裾(すそ)の音さえおのが耳に入らぬくらい静かに歩行(ある)いている。
蕭寥(しょうりょう) ひっそりとして、静かなようす。
腰から下にぱっと色づく、裾模様(すそもよう)は何を染め抜いたものか、遠くて解(わ)からぬ。ただ無地(むじ)と模様のつながる中が、おのずから暈(ぼか)されて、夜と昼との境のごとき心地(ここち)である。女はもとより夜と昼との境をあるいている。 この長い振袖を着て、長い廊下を何度往き何度戻る気か、余には解からぬ。
いつ頃からこの不思議な装(よそおい)をして、この不思議な歩行(あゆみ)をつづけつつあるかも、余には解らぬ。その主意に至ってはもとより解らぬ。もとより解るべきはずならぬ事を、かくまでも端正に、かくまでも静粛に、かくまでも度を重ねて繰り返す人の姿の、入口にあらわれては消え、消えてはあらわるる時の余の感じは一種異様である。
逝(ゆ)く春の恨(うらみ)を訴うる所作(しょさ)ならば何が故(ゆえ)にかくは無頓着(むとんじゃく)なる。無頓着なる所作ならば何が故にかくは綺羅(きら)を飾れる。 暮れんとする春の色の、嬋媛(せんえん)として、しばらくは冥(めいばく)の戸口をまぼろしに彩(いろ)どる中に、眼も醒(さ)むるほどの帯地(おびじ)は金襴(きんらん)か。
嬋媛(せんえん) うるわしいさま。たおやか。つややか。
あざやかなる織物は往きつ、戻りつ蒼然(そうぜん)たる夕べのなかにつつまれて、幽闃(ゆうげき)のあなた、遼遠(りょうえん)のかしこへ一分ごとに消えて去る。燦(きら)めき渡る春の星の、暁(あかつき)近くに、紫深き空の底に陥(おち)いる趣(おもむき)である。 太玄(たいげん)のもん おのずから開(ひら)けて、この華(はな)やかなる姿を、幽冥(ゆうめい)の府(ふ)に吸い込まんとするとき、余はこう感じた。
幽闃(ゆうげき) ほのかで静かなこと 遼遠(りょうえん) はるか遠いこと
太玄(たいげん) 宇宙万物の根元 幽冥(ゆうめい) あの世
金屏(きんびょう)を背に、銀燭(ぎんしょく)を前に、春の宵の一刻を千金と、さざめき暮らしてこそしかるべきこの装(よそおい)の、厭(いと)う景色(けしき)もなく、争う様子も見えず、色相(しきそう)世界から薄れて行くのは、ある点において超自然の情景である。刻々と逼(せま)る黒き影を、すかして見ると女は粛然として、焦(せ)きもせず、狼狽(うろたえ)もせず、同じほどの歩調をもって、同じ所を徘徊(はいかい)しているらしい。
身に落ちかかる災(わざわい)を知らぬとすれば無邪気の極(きわみ)である。知って、災と思わぬならば物凄(ものすご)い。黒い所が本来の住居(すまい)で、しばらくの幻影(まぼろし)を、元(もと)のままなる冥漠(めいばく)の裏(うち)に収めればこそ、かように間靑(かんせい)の態度で、有(う)と無(む)の間(あいだ)に逍遥(しょうよう)しているのだろう。
間靑(かんせい)の態度で 「のどかに悠然と」の意味か?
女のつけた振袖に、紛(ふん)たる模様の尽きて、是非もなき磨墨(するすみ)に流れ込むあたりに、おのが身の素性(すじょう)をほのめかしている。
またこう感じた。うつくしき人が、うつくしき眠りについて、その眠りから、さめる暇もなく、幻覚(うつつ)のままで、この世の呼吸(いき)を引き取るときに、枕元に病(やまい)を護(まも)るわれらの心はさぞつらいだろう。
磨墨 墨のような黒 紛(ふん)たる模様 ぼやとしてよく見えない模様
おのが身の素性(すじょう)をほのめかしている。 何者であるかがわかる。
四苦八苦を百苦に重ねて死ぬならば、生甲斐(いきがい)のない本人はもとより、傍(はた)に見ている親しい人も殺すが慈悲と諦(あき)らめられるかも知れない。しかしすやすやと寝入る児に死ぬべき何の科(とが)があろう。
眠りながら冥府(よみ)に連れて行かれるのは、死ぬ覚悟をせぬうちに、だまし打ちに惜しき一命を果(はた)すと同様である。どうせ殺すものなら、とても逃(のが)れぬ定業(じょうごう)と得心もさせ、断念もして、念仏を唱(とな)えたい。
死ぬべき条件が具(そな)わらぬ先に、死ぬる事実のみが、ありありと、確かめらるるときに、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と回向(えこう)をする声が出るくらいなら、その声でおういおういと、半ばあの世へ足を踏み込んだものを、無理にも呼び返したくなる。
仮(か)りの眠りから、いつの間(ま)とも心づかぬうちに、永い眠りに移る本人には、呼び返される方が、切れかかった煩悩(ぼんのう)の綱をむやみに引かるるようで苦しいかも知れぬ。慈悲だから、呼んでくれるな、穏(おだや)かに寝かしてくれと思うかも知れぬ。それでも、われわれは呼び返したくなる。
余は今度女の姿が入口にあらわれたなら、呼びかけて、うつつの裡(うち)から救ってやろうかと思った。しかし夢のように、三尺の幅を、すうと抜ける影を見るや否(いな)や、何だか口が聴(き)けなくなる。今度はと心を定めているうちに、すうと苦もなく通ってしまう。
なぜ何とも云えぬかと考うる途端(とたん)に、女はまた通る。こちらに窺(うかが)う人があって、その人が自分のためにどれほどやきもき思うているか、微塵(みじん)も気に掛からぬ有様で通る。面倒にも気の毒にも、初手(しょて)から、余のごときものに、気をかねておらぬ有様で通る。今度は今度はと思うているうちに、こらえかねた、雲の層が、持ち切れぬ雨の糸を、しめやかに落し出して、女の影を、蕭々(しょうしょう)と封じ了(おわ)る。
七
寒い。手拭(てぬぐい)を下げて、湯壺(ゆつぼ)へ下(くだ)る。 三畳へ着物を脱いで、段々を、四つ下りると、八畳ほどな風呂場へ出る。石に不自由せぬ国と見えて、下は御影(みかげ)で敷き詰めた、真中を四尺ばかりの深さに掘り抜いて、豆腐屋(とうふや)ほどな湯槽(ゆぶね)を据(す)える。槽(ふね)とは云うもののやはり石で畳んである。
鉱泉と名のつく以上は、色々な成分を含んでいるのだろうが、色が純透明だから、入(はい)り心地(ごこち)がよい。折々は口にさえふくんで見るが別段の味も臭(におい)もない。病気にも利(き)くそうだが、聞いて見ぬから、どんな病に利くのか知らぬ。もとより別段の持病もないから、実用上の価値はかつて頭のなかに浮んだ事がない。ただ這入(はい)る度に考え出すのは、白楽天(はくらくてん)の
温泉(おんせん)水滑(みずなめらかにして)洗凝脂(ぎょうしをあらう)と云う句だけである。
温泉と云う名を聞けば必ずこの句にあらわれたような愉快な気持になる。またこの気持を出し得ぬ温泉は、温泉として全く価値がないと思ってる。この理想以外に温泉についての注文はまるでない。 すぽりと浸(つ)かると、乳のあたりまで這入(はい)る。湯はどこから湧(わ)いて出るか知らぬが、常でも槽(ふね)の縁(ふち)を奇麗に越している。春の石は乾(かわ)くひまなく濡(ぬ)れて、あたたかに、踏む足の、心は穏(おだ)やかに嬉しい。
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