長文ですが大阪の橋下市長のツイートです。時系列に並んでいますので上から読んでいってください。
2012年02月12日(日)
18 tweets
2月9日ABC放送キャスト。ジャーナリストの大谷昭宏さんがどんどんいい加減なコメンテーターになって来て心配。全く取材もしていない模様。府市統合本部での職員基本条例案の議論について、「3時間半の議論では何も決まらない」って。あのー、議論は膨大な時間を割いてこれまでやってきたのですが
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at 00:11:18
条例案の素案を出したのは、昨年8月。そこから大激論になりました。府議会維新の会、市議会維新の会で大激論。府議会維新の会は府とも大激論。これも全て全面公開。僕も幹部と議論。特別顧問とも議論。昨年の知事選、市長選でも大激論。大激論を繰り返し、論点が煮詰まってきました。
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at 00:13:32
府総務部も条例案についての見解を発表し、僕が知事時代、府議会でも議論になりました。とにかく膨大な時間をかけ、もう議論が煮詰まったな、これ以上議論をしてもあとは立場の違いのすれ違いになるだけだなと感じたので、政治決定すべきと判断しました。そして先日の府市統合本部。
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at 00:15:36
府市統合本部に至るまでに膨大な時間の議論をやっているのです。大谷昭宏さんは完全に取材不足。それと読売テレビのTENもそうです。府市統合本部に上げて決定する前でに膨大な議論を積み重ねています。府市統合本部は最後の政治決定の場。決定する仕組みなのです。
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at 00:17:01
教育基本条例もまあ昨年のダブル選挙をまたぐときにどれだけ議論の対象になったか。これまでに、これほど議論の対象になった条例はあったでしょうか?とにかく批判する人は何でも批判します。こう言う人は、ではこれまではどうだったの?と質問すると何も答えられません。
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at 00:18:40
職員基本条例、教育基本条例に議論が足りないと批判する人は、いつまでどれくらい議論をすれば良いかは決して答えません。もっと議論しろ!それだけです。そしてこれまでの条例がどれほど議論されていたかについては無関心。話題になったものだけを取り上げて批判するのです。
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at 00:20:05
職員基本条例、教育基本条例は、全国の自治体が定めた条例の中でも、最も激しく議論されたものでしょう。これほどメディアに取り上げられた条例もありません。知事選、市長選ダブル選の大きな争点でした。そして有権者は一定の審判を下しました。この状況で、いつまで、どれくらい、何を議論するのか。
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at 00:21:34
批判者は、議論が足りないと批判するのであれば、どこまで議論すべきなのかをきっちりと示すべきです。まあ無責任だからコメンテーターなんてやってられるのですが。大谷昭宏さんは、一番楽なコメントばかりをやっています。もっと議論しろ!これは最低、最悪のコメント。
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at 00:23:15
そして批判をするのであれば、対案を示すべきです。職員基本条例、教育基本条例が悪いと言うのであれば、ではどうしたら良いのか?どのコメンテーターも対案は絶対に示しません。相対評価が悪いのであれば、ではどうすれば良いのか?我々政治家は、必ず答えを出さなければならないのです。
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at 00:24:53
100%正しい答えなどありまえせん。必ずデメリットもあるのです。しかしそれでも答えを出さなければならないのが政治家です。デメリットをとにかくあげつらって批判だけし、答えを出さないのが批判屋。それと府市統合本部は行政の方針決定まで。この後、議会での議論があるのです。
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at 00:26:31
本来きっちりと議論すべき場は議会です。行政の方針決定にどれだけの時間をかけろと言うのでしょうか?また首長一人と行政組織で議論すべきだ、特別顧問は当事者ではないと元神奈川県知事の松沢さんは言われていましたが、それは正気でしょうか?そんなの無理に決まっています。
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at 00:28:35
大都市の知事や市長の業務はあまりにも広範囲。職員基本条例は総務部が組織をあげて研究してくるし、教育基本条例は教育委員会が組織をあげて研究してくる。これに首長一人がその他の業務を抱えながら全て一人で対応するなんて、そんなこと絶対に無理です。
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at 00:29:50
組織側と大激論になるテーマについては、首長を補佐する特別顧問がどうしても必要。組織側もきっちりと主張するし、首長側もきっちりと主張する。首長が特別顧問を入れて議論するから、きっちりと議論ができるのです。松沢さんは全て一人でやっていたのでしょうか。それはそれでスーパーマン。
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at 00:32:09
いずれにせよ府市統合本部で方針決定したことは確定ではありません。次に議会で議論することになるのです。ですから行政決定はある程度のところで決定すべき。ところが今の地方議会はほとんど機能していないから、行政決定が確定決定だと思われてしまっています。
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at 00:33:26
大阪府議会はもとより、大阪市議会も激しい議論の場となりますから、府市統合本部で決定しても、議論はさらに続きます。松沢さんはエールを送ってもらいましたのでありがとうございます。大谷さんは、相変わらず非建設的な批判ばかりなので、もう少し勉強して下さい。
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at 00:34:41
それと大阪府の教員合格者の辞退者が例年よりも増えたらしい。僕の教育改革によって辞退者が増えたのだろうと言うメディアの表題。でも例年でも10%程度の辞退者がいる。今回増えたのは2~3%。僕のせいだと言われればそれまでだけど、裏を返せば、たった2~3%増えただけ。
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at 00:38:59
つまり、あれだけ自称インテリやメディア、教育評論家、学者にコメンテーターにぼろくそ言われた教育基本条例だけど、教員志望者は皆分かってくれている。府市統合本部で決定する前は、教員を相対評価する案となっていた。そして2回D評価で免職対象。それでも、若い教員志望者は大阪に来てくれた。
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at 00:41:06
ほんと頼もしい。新しい制度でやってやろうという気概を持ってくれているのかな。これは善解しすぎかな。あれだけボロクソニ言われた教員基本条例でも、例年よりも2~3%、合格者の辞退者が増えただけ。メディアは例年辞退分の10%も含めて、12%辞退者が続出!!って見出しを打っていたけどね。
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at 00:43:43
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これが2月12日(日)のツイートです。深夜にお書きになっているようですね。なかなかタフな方なんですね。例によって批判する人を口汚くののしっています。市長として品格を欠く言辞ではないでしょうか。
橋下氏は十分議論をしてきたと言う。反対する人は議論が不十分だといっている。両方真実なのだろう。理由は橋下氏の議論の仕方に問題があるのだ。提案者の議論の仕方としては大いに問題があるということではないのか。橋下氏には、反対する人に十分に発言の機会を与え、意見を言い尽くさせる責任があるのだ。それを十分に履行できていないところに問題があるのだ。十分に議論してきたと撥ね付ける前に、自分に問題はなかったかを考えなければ上に立つものとしての資質を疑わざるを得ない。
ご自分の主張をするときは「制度を変えなければ大阪は変わらない。」と主張するのみでその根拠は何も説明されてないではないか。大阪を変えることが目的なのか、制度を変えることが目的なのか、先ずは「土俵」の上で相撲を取るべきです。議論の際、自分の意見と異なる意見を十分に傾聴する姿勢を持っているか。異なる見解を表明すると、口汚くののしり十分な発言をさせて居ないのではないか。
改革案に不安や疑念を持っているというと「対案を出せ」と迫り発言を封じてしまうというのがいつものパターンなのだ。これでは、本当に核心に迫る議論は出来ないのではなか。「維新の会」や支持者といくら議論をしてもそれは内輪の話なのだ。
真っ向から反対する学者や評論家でなくても、橋下氏の言うことは根拠が無く不安を感じる人は少なくない。反対する人たちの主張に十分に耳を傾け、反問によって口封じをするようなことはしてはならない。また、「バカ」「くだらない」などと、見下したような物言いも、市長という立場に立ち、重要な提案をする立場としては違和感が大きい。今はもう、タレントではないのだから。
こんな表現方法で、反対派をやり込める姿を、マスコミやインターネットで大阪市民のみならず国民一般に知らしめて自身の優位性をアピールする手法は市民、国民を小馬鹿にしていると感じるのは私だけだろうか。参議院の廃止に言及したりいずれ、大阪を捨てて国政に出る準備なのだろう。
来年度採用予定の教員採用試験合格者の12%が辞退したということについて、「裏を返せば、たった2~3%増えただけ。」と言っているが「裏を返せば」って何だろう。橋下流の目くらましということだろうか。10%が12%に増えたら20%増えたのに、たった2%と言ってごまかしている。むしろ開き直っていやなら来るなと言ったほうが筋が通るのではないか。
教育委員会のあり方についての橋下氏の考え方にも良く分からないところがある。本来、教育委員会は市長と対立する関係にはないはずなのだ。教育委員は市長が任命するのだから。そして、市長の暴走を食い止めるために、議会の承認が必要ということになっている。これで教育委員会を市長がコントロールできなければそれは、市長の力量が問われるということだ。
ご自身が述べられているように、市長は市の行政全般に関わり責任を負わなければならないのだから、学校教育の細々とした事柄に関わることなどできっこないのだ。それは非効率かもしれないが、その過程を通して選挙で市長や市議会議員を選んだ市民が納得するというのが民主主義なのではないか。
この、独善的な考えで性急な結果を得ようとする姿勢が「ハシズム」等と揶揄されるゆえんであることに気づいて欲しい。